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イヤよイヤよも好きのうち
第14章 べんきょうかい
『あの船なぁ〜どんなお金持ちが乗ってんねんて、いっつも思う。ただ海に浮かんでるだけで、一人おいくら万円?オレにゃ〜一生縁ないなぁ。』
『…分かる(笑)今頃、お金持ちはウン万円の豪華ディナーとか食べてんやろか?ほんま贅沢な話やで。』
クリスマスの神戸は
いつにも増しておしゃれキラキラ。
『サナエさ…ちょっと座って話さへん?寒いけど。』
『うん…ええよ。』
こんな素敵な景色に囲まれて。
隣のカズマはいつもの何万倍も良く見える。
程よく二人きりで座れる場所を発見。
こんな激寒の中、腰下ろしてるカップルなんかそうそうおらん。イブやで?本物の恋人同士なら、ここより行くとこがあるもんな。