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イヤよイヤよも好きのうち
第14章 べんきょうかい
『あんな、サナエ…』
何度目かの溜息の後。
隣のカズマがあたしを呼んだ。
『オレ下手くそやねんけど…ちゃんと言うときたいこと、あって…』
詰まる声に、あたしの喉も変になる。
『う、うん…何…?』
ひっくり返った。
でも心臓が、それどころやない。
『あ…あんな……っ?』
カズマの気持ち知りたい。
『じ、実はオレ…』
教えて、カズマ。
あたしの気持ちと一緒やったら…
『オレな…』
サンタさんがおるんやったら、お願いしたい。めっちゃギリやけど、まだ間に合う?
あたしの欲しいクリスマスプレゼント…
どうか、どうか下さい…!