この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イヤよイヤよも好きのうち
第14章 べんきょうかい
色気もムードもない。
せっかくの夜景も意味をなさんくらいに。
『カズマのバイク…今度乗せてや。』
『え…?』
『そんで、カズマの好きなラーメン屋、今度あたしも連れてって。』
『え、えぇけど…サナエ?』
『あと…これからは、他の女の子と講義受けたりせんといて!』
寒さもイルミも関係ない。
大事なことはひとつだけやから。
『あたし以外とエッチしたら許さへんから!絶対絶対、許さ……!』
きらめく聖夜に贈られたのは
冷えた唇
欲しくて欲しくて堪らんかったそれは、
『好きや……!』
たったひとつの想いを紡いで
また重なった