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イヤよイヤよも好きのうち
第3章 おさななじみ


『相馬が何でミカンといんの?』
『…関係ないでしょ。』


なんだと?ミカはいつも素直で、バカ正直。
俺にこんな言葉、言ったことない。
『来いよ!』
無理やり引っ張って、俺ん家あげる。
うちは共働きなんで、誰も居ません。2人きりだ。


俺の部屋。
『座れよ。』
俺も、ミカにこんな言葉言うの初めて。
ミカは少し怯えて従ってる。…なんでそんな目で見るんだよ。


『相馬に告白された?』
『…うん。』
『んで?断ったんだろ?』


当然のように言う俺。
めでたいわ、我ながら。


『ううん…』
『は?!』


びっくりした!!
心臓が止まるかと思った!!!


『ううん?!何だよそれ、ちゃんと断れなかったってか?同情?明日にでも断ってやれよ。』
俺、すげー俺様。バカ丸出し。


『違うよ…付き合うことにしたの。』


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