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春ちゃんは天使。
第6章 最終章・天使の境界線
春は…
長老と並びながら歩き―――…


家まで着いていった―――…



その間に…春は、【子供】扱いされた事を…相談した…



「そっか…【子供】は嫌か…」



春は、勝手知ったる他人の家…の様に


長老の台所でお茶の準備をした―――…



長老の家には…祖父と何度も来ており…死んだ長老の奥さんとも仲が良かった…

奥さんが亡くなって独り暮らしをしていたが…



最近息子夫婦が一緒に暮らさないか?と提案しているらしい…



「…いや、子供でいるのが嫌だって訳じゃないの―――…ん〜…」



春は、お茶を入れると長老に渡した―――…



「わしもな…息子に“若くないんだから!”って…
春ちゃんとは真逆の事を言われてきてな…」



「そ〜なの?長老、腰も曲がってないし、歩くの早いし…ボケてないし…
若いよね?」



長老は、ハハハハと笑いお茶を飲んだ…



「そ〜だな…しかし、昔を思い出したりして…懐かしむのは…年を取った証拠だ…

あの、診療所の医院長!片山先生はな?ワシの教え子なんだぞ?

立派になったが…中学の時はヤンチャでヤンチャで…大変だったんだから――…」



春は、驚き大きな目を更に大きくした!


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