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学校で、秘密のxxx
第5章 試 合 後 の 部 室
夕陽が、グラウンドを照らす。
練習が終わり、部員が帰った後も
ひとり、ボールを蹴り続ける彼。
誰よりも努力と練習を重ねてきた彼は
サッカー部のキャプテンで
エースストライカー。
ーーーーーそれも、明日まで。
「宏樹(ひろき)、そろそろ帰ろ?明日に響いたら大変だよ。」
「ああ、そうだね。でも、あと3分だけ待ってて。」
「…仕方ないなあ。」
…このやりとりも、今日が最後。
明日は、引退試合。
いつも以上に本気になるのも分かるが
明日に影響が出てしまったら大変だ。
マネージャーとして、
そして彼女として。
声をかけた。
帰ってくる言葉がいつも通りで、
苦笑いがこぼれてしまった。