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学校で、秘密のxxx
第5章 試 合 後 の 部 室
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どくどく、と
熱がナカに広がったのを感じた。
宏樹は息を荒げて、
わたしにカラダを預けてきた。
「ごめん、…っ早苗、ごめんね。」
耳元で話しかけられる声は、
いつもよりも切なく、低い。
「早苗は気を失ってて、でも、我慢できなくて。…抑えられなくて。ダメだって、わかってたけど、そのまま抱いた。…ほんと、ごめん、」
苦しそうに、
後悔を隠せない様子で
わたしに謝ってきた。
「…だめ、許さない。」
真面目なトーンで答えると
「…っ!!!!」
息を飲んで、カラダを強張らせた彼。
その背中にそっと、腕を回した。
「許さないよ。ふたりだけの時間なのに、宏樹だけ覚えてるなんて、ズルイもん。…わたしも、覚えていたいもん。」
そこまで話すと、
彼はホッと息をついた。