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学校で、秘密のxxx
第6章 放 課 後 の 生 徒 会 室
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あれから、数日。
兄との日々は変わらなかった。
一緒に登下校して、
生徒会室で求められる。
ただ、変わったことといえば、
わたしに「罰だ」と、強制しなくなったこと。
兄は…、勇は、行為の間もずっと
その指先で その言葉で その眼差しで
わたしを愛しているのだと、
優しく甘く、伝えるようになった。
まるで胸焼けがしそうな甘い時間。
溺れないわけが、なかった。
わたしが憧れた恋の形が、
禁断の相手との間にあった。
ただ、それだけだったのだと。
わたしの気持ちは誰にも、
…兄にも、伝えないけれど。
もう少し、彼が会長である間は。
この”非現実”に、溺れて いたいから。
今日もわたしは、
兄と交わり、兄を愛する。
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