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学校で、秘密のxxx
第7章 4 時 間 目 の 屋 上
首筋から、唇が離れて。
ーーーーぎゅっ、と。
きつく抱きしめられた。
「…甘えて欲しいって言ったのは俺なのに、ね。ダメ、のん。」
わたしの右肩に頭を乗せた修斗が、
そう、ゆっくりこぼしていく。
「え、…だめ?」
なにが、だめなのだろうか。
不安を感じて、
彼の腕にしがみつくと。
くるり、彼が私の身体を抱き上げ回した。
向き合った彼を見上げる、と。
「ーーーーー!」
「ダメだよ、のん。…俺にしか、甘えちゃダメ。こんなかわいいトコ、ほかの奴らに見せたくない…っ」
見たことないほどに、頬を染めた、彼。
初めて見るその顔に、
性懲りなくまた胸が高鳴った。
「、こっち見ないで、ちょっと…落ち着かせて。」
わたしを動かしたのは修斗なのに、
わたしの視線から逃げるように顔を背けた。
わたしはまだ荒いままの呼吸の合間に、
明後日の方向を向く彼に、伝える。