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学校で、秘密のxxx
第8章 放 課 後 の 実 験
教室中あちらこちらから飛ぶ、
悲鳴、反発の声。
それを跳ね返すように、
訛りの混じった低い声が響く。
「ごちゃごちゃうっさいぞー。はい、机の上片付けろやー」
ものすごくキレイな顔なのに、
それを隠すようなシャープな眼鏡と長い前髪。
白衣に身を包んだ、長身の男。
女子高生の憧れの的になりそうな彼は
化学教師の、滋賀雅也先生。
「しがせん、厳しいねえ…」
隣のさっちゃんが言う。
けれど。
「…り、梨花?大丈夫?顔、真っ青…」
「だ、だいじぶ…、今はまだ生きてる…」
抜き打ちテストに焦っている、
化学がとても苦手なわたしは
ロクに返事もできないでいた。