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学校で、秘密のxxx
第2章 昼 休 み の 図 書 室

ふたりとも、食が細い方なので
僕は菓子パンを、彼女はおにぎりを、
20分かけてゆっくり食べる。
視線を横にズラすと、
メガネの淵から外れたところで
小さな彼女がまるで小動物のように
おにぎりをかじっているのが見えた。
思わず手を伸ばして、
彼女の柔らかい髪に触れた。
くしゃり、撫でると。
「……?」
くりんと丸い目をこちらに向けた彼女。
「今日もかわいなーって思っただけだよ。」
素直にそう伝えると、
ほんのり紅く頬を染めた。
素直な反応をくれるから、
僕も素直に伝えることができるのだろう。

