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学校で、秘密のxxx
第2章 昼 休 み の 図 書 室
先輩の口から伝えられたことが、
夢のようで信じられなくて。
「…夢じゃ、ないですよね?ほんと、に…、っせんぱい…っ!!」
嬉しすぎて、泣いちゃいそうだよ。
涙を隠すように、抱きついたら、
優しく頭を撫でてあやしてくれた。
ああ、嘘じゃないんだ、と
千早先輩の熱と鼓動で確信した。
「これからは、もう、泣かせない。…好きだから、大切にするね、莉子ちゃん、大好きだよ。」
先輩はわたしの目尻の涙を指で掬ってから
優しくてあったかいキスをくれた。
恋人になってはじめてのキスは、
わたしの涙で、ちょっとしょっぱかった。