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第3章 授 業 中 の 保 健 室

情熱的な、キス。


唇が離れたと思えば、
角度を変えてまた合わさり。
気持ちのいい加減で
吸われ、絡めてくる。



ーー…高校生なのに、
どうしてこんなにキスが上手いのよ。

オンナを気持ち良くする術を
知り尽くしているかのような、彼のキス。


キスだけで、こんなに熱くされたのは
ハジメテだった。






ーーー…もしかして、それを経験した人が、
わたしより前に、いた、ってこと？


そこまで思い至って、
薄く目を開けると。

同じように目を開いて、
こちらをみていた彼。

「…っ！！！！ふぁ…、ゃあんっ…」


微かに瞳を細めてから、
強く、唇を吸い、顔を離した。