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快楽の窓〜ショーケースの向こう側〜
第5章 奉仕
執事の村井が、処置室へと同行してくれた。
「葵さん、東条様から身の周りの世話を焼くようにと仰せつかっております。村井です。」
村井は葵をお屋敷へ連れていた時に助手席に乗っていた初老の男性だ。
「よろしくお願いします。」
葵は慌ててぺこりとお辞儀をする。
眼鏡の奥の目はとても優しそうで、物腰が柔らかかった。
頭からつま先まで綺麗に整えられたその姿はとても品がいい感じがした。
「でも、私は同じ使用人です。そんなかしこまらないで下さい。」
「いいえ、葵さん。東条家で当主付きのメイドは位が高いのです。私も達樹様付きの執事ですが、主人からの直々の命令です。丁重に扱うのが私の務めでございます。」
位が高い?葵にはどうにもまだ東条家のシステムを何も知らず困惑するばかりだった。
配膳するメイドやお屋敷でせわしなく働く執事達は当主付きではないらしい。
「処置室へ付きましたよ。では私はこれで。」
そう言うと、村井は一礼した。
「あら、戻ったのね。」
処置室を開けると、まどか先生が迎えいれた。
「東条様からの寵愛を受けたのね。
そうね、今日はストレッチメニューはいいわ。
どうせ歩くのですら下腹部に違和感を覚えてるはずよ。」
その通りだった。
思ったよりも血は出なかったものの、少し立っているのが辛い位だった。
「朝食の準備が出来てるわ。食べなさい。」
「は、はい。」
「葵さん、東条様から身の周りの世話を焼くようにと仰せつかっております。村井です。」
村井は葵をお屋敷へ連れていた時に助手席に乗っていた初老の男性だ。
「よろしくお願いします。」
葵は慌ててぺこりとお辞儀をする。
眼鏡の奥の目はとても優しそうで、物腰が柔らかかった。
頭からつま先まで綺麗に整えられたその姿はとても品がいい感じがした。
「でも、私は同じ使用人です。そんなかしこまらないで下さい。」
「いいえ、葵さん。東条家で当主付きのメイドは位が高いのです。私も達樹様付きの執事ですが、主人からの直々の命令です。丁重に扱うのが私の務めでございます。」
位が高い?葵にはどうにもまだ東条家のシステムを何も知らず困惑するばかりだった。
配膳するメイドやお屋敷でせわしなく働く執事達は当主付きではないらしい。
「処置室へ付きましたよ。では私はこれで。」
そう言うと、村井は一礼した。
「あら、戻ったのね。」
処置室を開けると、まどか先生が迎えいれた。
「東条様からの寵愛を受けたのね。
そうね、今日はストレッチメニューはいいわ。
どうせ歩くのですら下腹部に違和感を覚えてるはずよ。」
その通りだった。
思ったよりも血は出なかったものの、少し立っているのが辛い位だった。
「朝食の準備が出来てるわ。食べなさい。」
「は、はい。」