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その、透明な鎖を
第7章  空白の意味


そして、金曜日。
悠斗は凛の家の前にいた。


結局、彼は胸の中にもやもやしたものを抱えたまま、あれからを過ごした。
バイトが忙しかったため、勤務中はよけいなことを考えずに済んだけれど、部屋でひとりになるとやっぱりいろいろなことを考えてしまう。
考えたくないと思っているのに、勝手に頭の中が考え出すような状態だった。

気になること。
そのひとつひとつは、きっと取るに足らないようなことなのだろう。
でも、合わせて考えると、それは何か大きな意味を持つようで。


はあ……と、彼の口から漏れた溜め息。


はっきりさせないといつまでも気になる。
でも、はっきりさせるのが怖い。
なぜ怖いのか、よくわからないのに。


そんな、ただ、漠然とした不安が、あれからずっと彼の中では消えなくて――――。



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