この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
その、透明な鎖を
第11章  私と、そのひと


無条件に私を愛して、癒して、守ってくれるひと。

ママを愛して。
ママの娘である私を愛して。

……ママを無理矢理犯した男の娘なのに、それでもそうやって、私のそばにいてくれるひと。

ママがいない今、私のことなんて放っておいてもほんとのことを知ったら誰もパパを責めないだろう。

それなのに、まだ、私のそばで。
私をひとりにはしないと言うそのひと。


「……ねえ、パパ」

「ん?」

「パパは、ママがいなくなっても、私のために生きるって言ってくれたよね」

「……そうだよ」

「私も、パパのために生きるから」

「凛――……」

「本当の娘じゃないのにいっぱい愛してくれたお返し、ちゃんとするからね」


その手が離され。
パパはその言葉の意味を確かめるかのように、私を見つめた。


「だから、待ってて」


でも私はただ、それだけを答える。


/550ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ