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その、透明な鎖を
第12章 私の存在理由
「……はいったよ」
そして、パパのその言葉を聞く。
「え……」
だって、この前みたいな痛みはほとんど感じなかったのに。
「痛い?」
私は首を振り。
「でも、少し……苦しい」
はあっ、と。息を吐く。
パパはそれを見て、少し口角を上げて軽く微笑むと、そのまま顔を近づけて。
ねっとりとした、濃厚な口づけを。
「ふ、う……んんっ!」
そして指先が、私の胸の真ん中で硬く大きくなっているそれを、きゅうっ……と。
私の身体の奥が、きゅんとなって。
なかにあるパパのものの存在を、あらためて感じさせられる。