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その、透明な鎖を
第14章  泣きたくなる


「それに私はもう龍にすべてを捧げてて。龍のためだけに生きるって決めてたんだよ……」


震える息を、吐いて。


「……決めてた、のに」


そう、繰り返す。


「好き、って気持ち、教えてもらって。ああそうなんだと思ったら、なんでこれ、今まで気づかないでいられたのか不思議なくらい、その想いが急に膨れあがってきて。
そしたら、悠斗からも好きって言われて。
……でも、そういうこといろいろ考えちゃって、どうしてもその言葉を私からは返せなかった」


その言葉は、遠回しだけれど間違いなく彼女も彼が好きだと言っていて。
思わず、彼は自分の身体に触れている彼女のその身体をさらに抱き寄せるようにして。


「だから、せめて。身体で応えたかった。悠斗が好き、って。伝えたかった」


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