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その、透明な鎖を
第15章 凪のよう
「そんな目で見て……」
「ん?」
「……襲うよ」
そう言いながら、苦笑する。
凛はそれを、ふふっと笑ってさりげなく流した。
「お風呂、お湯ためるね」
「え?」
「汗いっぱいかいちゃったから、さっぱりしたい」
そう言って立ち上がり、バスルームへと姿を消した。
……少しすると、戻ってきて。
「明日はどうする?」
悠斗の向かいのソファーへと座り、テーブルの上のパンフレットなどをめくりながら彼に尋ねる。
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