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その、透明な鎖を
第15章  凪のよう


「気持ちいいの?」


ん……、と頷く彼女。
そしてまた、彼は何度もそうやって。


「あ、悠斗……っ」


そんな甘い声で自分の名を呼ぶ彼女を愛しく思いながら、くびれた腰の下にある膨らみを、両手で撫で回すようにした。
溝にも指を当てて、そこを滑らせるように。


「んっ、ダメ」


よろけた凛が、壁に両手をつく。


「大丈夫?」


支える振りをして、彼女の胸元に腕を回す。
くにゅっ、と。
柔らかい、けれども弾力のあるそこが、彼の腕を押し返す。
ごくり、とその感触に喉が鳴る。

悠斗は腕を離して。
両手に泡をとり、背後から彼女の胸の膨らみに触れた。


「ん」


凛の身体が反応する。
彼はそのまま、そこに泡を塗り広げるようにして撫で回す。

……そうしているうちに、手の平に当たる突起が、さらに硬く、大きくなっていき。

きゅっ……と、悠斗はそれを軽くつまんだ。


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