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その、透明な鎖を
第15章 凪のよう
「泡?」
悠斗の問いに、こくこくと頷く凛。
その必死さがたまらなくて、悠斗は思わず意地悪をしたくなる。
「……これ違うでしょ? すっごくぬるぬる」
溝に当てた指先で、そこを前後に擦る。
「んっ、や……あ」
「ね、これ、泡のせい? ほんとに?」
悠斗は指先に少し力を入れて。
「正直に言ったら、奥、さわってあげるけど」
また、擦った。
ぬるぬるがさらに溢れてきたそこを。
「あ……さわっ、て……」
「ん? じゃあ」
悠斗の言葉に恥ずかしそうに頷いて。
「……ほんと可愛い、凛」
悠斗は、そんなふうに快楽に素直な凛にたまらなくなる。