この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
その、透明な鎖を
第15章 凪のよう
「足、開いて」
そう、彼女に囁いた。
凛はおとなしく従う。
開かれたそこに、するん……と。
指が呆気なくはいっていく。
「あ……!」
胸に残された左手の指先で、そのまま突起をきゅっ、とつまむと。
なかにはいっている指も、それと連動するようにきゅっ、と締め付けられた。
凛の感じている姿がたまらなくて、今度は左手を下へと滑らせる。
「あ……」
その指先がどこに触れるのか、凛にはもうわかっているのだろう。
期待からか、なかにある指をさらにきつく締め付けてくる。
そして。
「んん、っ……!」
その突起に触れた瞬間、噛み締めていたのであろう唇から、くぐもった声が漏れた。
そのまま、そこを押すように刺激して、擦る。