この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
その、透明な鎖を
第15章  凪のよう


「そういえばさ」


湯船に入っているふたり。
浴槽に寄りかかるようにして座っている悠斗に、凛は背中を預けて。
彼の腕は、彼女を抱き締めるように前に回されていた。


「さっき、家族に『彼女と旅行に行く』って言った話、したじゃん」

「うん」

「どんな反応されたと思う?」


悠斗は、彼女を後ろから覗き込むようにして尋ねた。
ん……? と、首を傾げた彼女を見て、彼は笑いながら。


「『お前に彼女なんていたのか?』って。親も、姉ちゃんも」

「ほんとに?」


くすくすと、彼女が笑う。


「母さんは『だから毎日家にいなかったのね』って、後から納得してたけど」


/550ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ