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その、透明な鎖を
第16章 記憶の奥底
「……っ、はあ、っ……凛、好き――……」
彼は、身体を起こしながら荒い息でそう呟いた。
絡みついていた彼女の足を外し、太ももをぴったりと閉じさせて。
その太ももを抱き抱えるようにして、足を折り畳ませる。
そして――――。
「ひあっ」
その状態で、激しく突いた。
彼女は身体を少し反らせ、枕をぎゅっと握る。
目を閉じて、軽く口を開けて。
彼の突くリズムに合わせて声を漏らす。
「っ、ふあ、っあ、きもち……いっ、ああっ」
きゅうっ、とそこが時折締め付けられる。
彼は唇を噛んで耐えた。
……そうやってひたすら突いて。
それから、彼は動きを変えて。
ぐりっ、と。奥まで押し込んだそれで、なかを下から上に擦るようにして、刺激し始めた。
「――――っ!!」
凛は奥に弱い。
首を振って声もなく悶える。
「……っ、気持ち、いい……?」
こくこくと、彼女はその問いに頷いて。
彼はその答えに、動きを続けた。