この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
その、透明な鎖を
第19章  語られたこと


「オレは、桜――凛の母親とは本当に幼いときからずっと一緒でね。
幼稚園から小、中、高も同じ……あ、科は違ったけど」


思い出すように彼は話し始める。


「家も近くて、いつも一緒で。子供の頃からお互いは特別な存在だって気づいていたけど、ちゃんと付き合い始めたのは中1からかな」


その口元が、優しく緩んだ。


「高校を卒業して、ふたりとも就職。すぐに同棲を始めた」

「卒業して、すぐにですか?」


驚いて思わず尋ねた悠斗に、龍は彼にちらりと視線を送る。


「もう、一緒にいることが自然だったから。親も公認の仲だったしね」


悠斗は下を向き、小さく頷いた。


/550ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ