この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
その、透明な鎖を
第19章  語られたこと


――それは、間に桜さんを挟んだ関係だから、という意味だろうか。

確かに、凛は桜さんの身代わりとして、龍さんと関係を持った。
龍さんのためにでもあり、また、自分の存在理由をそこに見出せるなら、と凛は言っていた。
確かに、それは俺も聞いたけれども。

それは、俺と出逢う前の話で。
今は、凛には俺がいて。

凛が龍さんを必要としてる?
保護者としての龍さんだけじゃなく?
身体を重ねる相手としても?

でも、凛には俺がいる。
誰かの身代わりとしてじゃなく、凛自身が好きで、その存在を必要としている俺がそばにいるのに。

……凛じゃなくて、龍さん次第ではないのか?
桜さんの身代わりとしての凛を、龍さんが離したくないだけなんじゃないのか?
それを、凛のせいにしているだけなんじゃないのか――――?


/550ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ