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その、透明な鎖を
第22章  夏の名残


結論など何ひとつ出せないまま、過ぎていく時間。


翌日の木曜日。
悠斗は、凛に会いに行かなかった。
……行けなかった。
連絡もなしに、なんて。はじめてだった。

凛は待っていただろうか。
いや――昨日の今日だ。自分が来ないことなど、予想しているだろう、そう悠斗は思って。

……凛、と。
その名前を呟くだけで苦しくなる自分をどうすることもできないまま、静かに進む時計の針を、ただ、見つめた。



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