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その、透明な鎖を
第3章 いいこと
……そして、また。
そこへ触れるために下へと伸ばされる悠斗の指先――――。
「あ」
ぎゅっ、と。凛の腕の力が強まって。
柔らかなその胸に悠斗の顔が押しつけられた。
彼はさすがに苦しくなり、彼女の腕を制してそこから頭を起こす。
「……柔らかくて気持ちいい」
「やだ」
「だってほんとだし」
「……っ、もう」
くすくすと、凛は笑って。
そんな彼女を見ながら、悠斗はそのお願いを口にした。
「ね、凛……こっちも、いい?」
彼女の足の間に手を伸ばしながら。
「……ん」
彼女は、小さく頷いて。
許された悠斗は、手をショーツにかけた。
脱がせやすいように、凛が少し腰をあげてくれる。
そのままするすると、彼はそれを下ろした。
……そのとき、ちらりと視界に入ったそこ。
淡い茂みのその奥――――。