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その、透明な鎖を
第3章 いいこと
――やばい。早く挿れたい。
指なんかじゃなくて、俺の。
このぬるぬるしたとこに、今すぐ――……。
「凛……俺、もうっ」
我慢の限界だった。
握ったそこも、どくん……とその存在を主張するかのように動いて。
「ん、いいよ……」
そんな彼を見て、彼女がそう言った。
「……指、抜いて?」
その言葉に、彼は慌てて指を抜く。
はあっ、と。
彼女の口から息が漏れた。
……そのまま、ゆっくりと起きあがる。
「つけてあげるね」
うるさいくらいの心臓の音を感じながら、悠斗はその言葉に急いで下着を脱いだ。
現れた、もう充分に硬く大きいそれ。
先端からは雫が少し漏れていた。
「がまん、してた?」
ふふ、と凛は笑って。
そっとそれに避妊具を被せ、そのままするすると下ろす。
「あっ」
彼女の指先がふれるたび、びくんとそれは動いて。
彼は、よりいやらしい気分になっていって。
付け終えた凛は、そのまま仰向けにゆっくりと倒れた。
両膝を立てて、足を少し開く。
「……いいよ」
そうして、そっとそう呟いて――――。