この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
その、透明な鎖を
第3章 いいこと
ようやく許された彼は、彼女の開かれた足の間へと身体を滑り込ませた。
彼女に覆い被さるようにする。
そして自分のものを右手で握り、彼女のなかへとはいるべく、場所を探る。
「……っ」
先端が触れるだけで気持ちよくて。
早くしないと、その刺激だけで達してしまいそうで。
そんな、逸る気持ちと。
緊張と。
焦りと。
そんなものが一気に彼を襲い。
つい、そこではない場所でそれに力を込めてしまう。
「ん」
彼女の顔が少し歪んで。
首を振って、違うと教えてくる。
「……っ、ごめ」
間違えたことで彼はますます焦って。
早く、なかにはいりたいのに。
うまくいかなくて。