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その、透明な鎖を
第3章 いいこと
「凛――――……」
たまらなくなって、彼はまた彼女を抱き締める。
「……気持ちよかった?」
優しいその声に、彼は何度も頷いて答えて。
「ヤバい……ハマる」
そう言って、笑いながら顔を上げ、彼女と視線を合わせた。
彼女も、楽しそうに笑って。
それから。
「ね、一回、抜いて?
……外れちゃうと、大変だから」
「あ、ごめん」
そうか。
そういうことも気をつけなきゃいけないんだ、と。
悠斗はそれを知り、慌てて身体を起こし凛のなかから離れた。
「んっ」
ぬるっ、と。
それは抜けて。
直後の、そのいやらしさを感じさせる蜜穴を、彼は思わず見つめた。
ここに、自分のものがはいったのだとそう思って。
すぐに凛の足は閉じられたけど、思わず彼のそこがまた、疼いた。
――っ、まじかよ。
今いったばかりなのに。
すぐにまた、硬さを取り戻しそうな。
慌ててそこから目を逸らし、彼は避妊具の処理に集中する。