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その、透明な鎖を
第3章 いいこと
「……ヤバい」
そんなふうにじゃれていたら、とうとう彼のその高まりは完全なものになってしまった。
「ん?」
「またおっきくなっちゃった」
「え?」
……そこに、凛は手を伸ばす。
「わっ」
びくん、と。
それが。彼の身体が反応して。
「ほんとだ」
すっ……と。
彼女の指先がそれをひと撫でする。
「っ、だめ」
目を閉じて、息を漏らす悠斗。
それを見て凛はまた彼に――――。
「……もう一回、する?」
「え……」
「する?」
いたずらっ子のような笑みを浮かべて。
「……っ、したい」