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その、透明な鎖を
第4章  その季節が訪れるまで


7月初旬。
悠斗の夏休みはもう、すぐそこに迫っていた。


休み中は、二人でずっと過ごす約束をした。
平日。悠斗の時々ある講習やバイト以外の時間を。

土日は凛の都合でやっぱり無理そうだけれど、それでも学校があるときより一緒に過ごせる時間は格段に増える。

だからそれまでは、今まで通り。
彼のバイトのある日。
それが始まるまでのほんの少しの時間だけを、ふたりは共に過ごす。

それは……せいぜい唇を重ねるぐらいの。
よくて少し身体に触れ合うぐらいの。
もうその身体を重ねてしまったふたりにとっては、もどかしくて切ない逢瀬の日々だった。

そんな気持ちになってしまうと分かっていても。
やっぱり会いたいから。


だから今日も、彼女はそこで彼を待ち。
彼は彼女に会いに行く――――。


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