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蛇神様の花の宴
第4章 雪影とラッピング
「さて、出来ましたよ」
雪影が立ち上がり、満足そうに美鎖の体を見下ろした。
美鎖は恥ずかしそうに身をよじる。
両手首と両足首に上質な赤いリボンをつけられ、大きく足を広げられる格好でくくられている。
白い肌は羞恥でほんのりと薄桃色に染まっていた。
まるで美鎖自身が雪影に捧げられるプレゼントになったかのようだ。
「綺麗ですよ、美鎖」
雪影がちろりと舌を出して唇を舐めた。
彼が欲情している時の癖だ。
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