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第2章 哲也とルミカの出会い

「じゃあ…俺は帰るねっ」
哲也は帰ろうとします。

ルミカは哲也のシャツの裾を握ります。
「あのぉ〜ひょっとして〜
私が魔女だってこと…まだ信じてません？」

「う…うん…そうだね。
今までの魔法だけじゃとうてい…」

「じゃあ…次の魔法ですが…
部屋が真っ暗になって…まくらがある場所…
ありますか？」

えええええっ！！
哲也のテンションは急に高くなりました。

部屋が真っ暗で…まくらがある…！！

哲也は入ったことがありませんが…
ラブホテルには窓が無いらしい…。

この商店街を抜けて１５分ほど歩けば…
ラブホテルがある…

妄想癖の変人女でも構わない…
この女の子と俺は…ラブホテルに入るんだ…

帰りたいという気持ちは…
哲也の心の中から吹き飛びました。

「ち…ち…近くにいい場所があるよ！」
哲也はルミカに答えます。