この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
『ヒロキ』
第2章 最悪な出会い
「…ちょっ、ちょっと!!」
「なに?」
足早に移動しながら
ヒロキがこちらを振り向く。
「は、離してっ!」
「だ~め♪」
「アイツら、ミオちゃんにやられて相当ムカついてるはずだから、あのままアソコにいたらオレら無事じゃ済まないよ?(笑)」
「…っ!それは…そうかもしれないけどっ!」
「元はと言えば、アンタがアタシを騙したから、こんな事になったんじゃない!!」
「まあまあ(笑)文句は後でゆっくり聞くからさ(笑)」
ヒロキは
アタシの罵声すら笑顔で受け流しながら、出口へと歩を進める。