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第2章 最悪な出会い

飲酒した後に長い距離走らされたもんだから、心臓がものすごい速さで鼓動を打つ。


息苦しくて、アタシは何度も深呼吸する。


「…はぁっ、何でっ、アタシがっ…、こんな目にっ…！しかも、一緒に逃げるとかっ…、ワケわかんないしっ！」


「はぁっ、はぁっ、でもさっ、スリルあったでしょ？(笑)」


「…バッカじゃないのっ…？！」


(こんな状況で、何言ってんの？コイツ！)

呆れて、怒る気にもなれない。