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『ヒロキ』
第2章 最悪な出会い
(…!!)

「…お願いっ、やめ、てっ…!」


止まない快感に
必死に耐えながら、
懇願する。


(―誰かに見られたりしたら…!)


ヒロキの口元が
ニヤリと歪む。

「じゃあ、OKしてくれる…?(笑)」


自分でも驚くほど、膣内から愛液が溢れ出し、下着がグッチョリと濡れているのが分かる。


断る術を考えようにも、快感に支配されつつあるこの脳みそじゃ、もはや思い付くことは無理に思えた。


ヒロキの声が、その瞳が、その手指が、


アタシの思考を鈍らせ、ささやかな抵抗さえも奪ってしまうから。


アタシはもう、
頷くしかなかった。
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