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『ヒロキ』
第3章 共同生活の始まり


「っ!!に、匂いとか思い出さなくていいからっ!!///」


先程の出来事を思い出し、一気に顔が熱くなる。


「はははっ(笑)赤くなっちゃって、可愛い♪(笑)」

「オレ、ミオちゃんの匂い…好きかも♪」


そう言われて、思わず固まってしまった。


(もぅ…っ!アタシってば…何で、コイツの言うことにいちいち反応してるのっ!)

ヒロキの言動に翻弄されっぱなしの自分が悔しくて、アタシはベッドに倒れ込むと枕で顔を隠した。


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