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『ヒロキ』
第3章 共同生活の始まり

(~~っ!…初対面なんだから、もう少し恥じらいなさいよっ!///)


目のやり場に困ったアタシは、急いでクローゼットから自分の着替えを取り出すと、笑いをこらえるヒロキに背を向け、洗面所へ駆け込んだ。


(…ほんと調子狂うっ!)


着替えを済ませて洗面所から出ると、布団に入ったヒロキが枕に肩肘をついてこちらを面白そうに見ていた。


「ミオちゃんのパジャマ姿も、なかなかいいね♪(笑)」


「っ///、いいからもう寝なさいっ!///」

アタシは足早にベッドへ近づくと電気を消して潜り込んだ。


「ははっ!(笑)んじゃ、おやすみ~♪」


(全くっ!いちいちそういう恥ずかしいセリフを言うなってのっ!///)


ベッドに潜り込んだアタシの鼓動が早鐘を打つ。


(こんなんで眠れるのかな…?アタシ…)

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