この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
『ヒロキ』
第3章 共同生活の始まり
「おっ!うまそぉ~♪こんなまともな朝ご飯、久しぶり♪(笑)」
「いっただっきま~す!」
ヒロキが嬉しそうに目の前の食事に食いついた。
(これしきのメニューに目を輝かせるなんて…。今まで一体どんな食生活してきたんだか…)
「アタシ今日早番だから、食べ終わったらすぐ出るからね。」
「シャワー浴びるなら、洗面所にバスタオルと新品の歯ブラシ出しておいたから使って。」
「夕方には帰れると思うけど、くれぐれもあちこちいじらないようにっ!」
立て続けに用件を伝える。
「りょーかい♪」
軽く返事をして、黙々と食事を口に運んでいるヒロキ。