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『ヒロキ』
第3章 共同生活の始まり
キッチンで洗い物をしていると、ヒロキがやってきた。
「何かさ、オレらって…同棲カップルみたいだよね♪(笑)」
『ガシャンッ』
いきなり耳元で囁かれ、濯いでいた食器を思わず落としてしまった。
「…痛っ」
しかも割れた破片で指を切ってしまった。
「大丈夫っ?!」
「…もうっ、アンタが変なこと言うからでしょっ!///」
「ごめんごめん(笑)」
すると、血が滲み出ている指先をヒロキが口に含んだ。
「ちょっ…何して「いいから」」
アタシの言葉を遮り、尚も指先を舐める。
ヒロキの舌が動く度に、アタシの身体が熱くなっていく。