この作品は18歳未満閲覧禁止です
『ヒロキ』
第3章 共同生活の始まり
(何でアタシ…拒めないの…?ヒロキのキス…何でこんなに気持ちいいのっ…)
あまりの気持ち良さに身体の力が抜けていく。
アタシの肩を掴むヒロキの手に力が込められる。
全身が火照り出し、下腹部が熱くなっていく。
『~♪~♪~♪』
不意に鳴り響いた携帯の着信音が、快感に押し流されそうになっていた理性を呼び戻した。
我に返ったアタシは、ヒロキの胸を両手で押し返し何とか離れると、慌てて携帯を手に取る。
深呼吸をし、震える指先で通話ボタンを押した。