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『ヒロキ』
第3章 共同生活の始まり

『あ、もしもし?ミオちゃん?ユウジだけど…今、大丈夫?』


「う、うん…、だ、大丈夫だよ」


動揺を押し殺しながら答える。


その場にいるのが気まずくて、アタシはヒロキをそのまま残して洗面所へ逃げ込んだ。


独りきりになり、徐々に落ち着きを取り戻す。

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