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第1章 目覚めれば囚われの身

「なに、ここ？」

目が覚めた時、私は見知らぬベッドの上にいた。

ドレスが少しシワになっていることに眉をしかめ、あたりを見回しながら起き上がる。

小さな本棚と机とタンス。
それから、大きな窓。

外を覗きこんだ私は、呆然として窓枠に寄りかかった。

眼下には雲の海。
地面など遠すぎてよくわからない。

「な、な、なによコレ！？」