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お姫様はドラゴンにさらわれました
第6章 ドラゴン幼女
爬虫類っぽい羽が生えているから、この子も竜人族なんだろう、たぶん。

「……そうだけど」

「あの、ご、ごはん、ヒールダートお兄ちゃんがなかなか取りにこなくて。お、お姫様、きっと、お腹、す、すいてると思って、も、も、持ってきたです」

少女は手にバスケットを抱えていた。

窓からオタオタと入ってくると、丸テーブルの上に置く。
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