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お姫様はドラゴンにさらわれました
第7章 ぺろぺろ2
「姫様がこんなことしてるなんて、お城のみんなが知ったら何て言うでしょうね」

ヒールダートの密やかな笑い声。

辛い。
苦しい。
早く終わって――!

「あー、出る、かも……」

ヒールダートの上擦った声に、私は目を見開いた。

出るって、何が?

突き上げが激しくなって、恐慌状態に陥る。

「むぐぅ! ぐうぅ!」
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