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お姫様はドラゴンにさらわれました
第12章 ただいま
「これで少しは大人しくなりなさいよ――!」

中庭に墜落する瞬間、切っ先を突き立てた。

全身に衝撃が走る。
私はドラゴンの体から投げ出された。

空と地面が激しく転がる。

「姫様!」

目を開けると、泣きそうな顔のヒールダートに抱き起こされていた。

「……あー」

まだ目が回っている。
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