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お姫様はドラゴンにさらわれました
第13章 ドラゴンでも幸せになれるか?
「さてと、邪魔者もいなくなったことですし」
ソファに腰掛ける私に、ヒールダートが近づいてくる。
頭を撫でられたかと思うと、軽くついばむようなキスが額に降ってきた。
「あんたも昼間っからこんなことしてないで、少しは兄を見習ったらどうなの?」
呆れたように言ってやると、ヒールダートはニヤリと笑い返してくる。
「仕事はちゃんとしてますよ? それに、姫様を満足させるのもオレの仕事だと思ってるんですが?」