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お姫様はドラゴンにさらわれました
第13章 ドラゴンでも幸せになれるか?
「エレーレ! おまえにはまだ早い! お兄ちゃんは許さんぞぉおおお!」
咆哮が遠ざかって行く。
私をソファに座らせ、ヒールダートが開いたままの扉を閉めた。
「あー、やっと静かになった」
「エレーレは別に男目的じゃないと思うけど」
エレーレは軍人になるにはまだ早いので、孤児院の手伝いに行ってもらっている。
もちろん孤児院には男もいるけれど、まだ子供だ。
サジュリエのように年齢は関係ない場合もあるから、兄としては心配なのもわかるけれど。
咆哮が遠ざかって行く。
私をソファに座らせ、ヒールダートが開いたままの扉を閉めた。
「あー、やっと静かになった」
「エレーレは別に男目的じゃないと思うけど」
エレーレは軍人になるにはまだ早いので、孤児院の手伝いに行ってもらっている。
もちろん孤児院には男もいるけれど、まだ子供だ。
サジュリエのように年齢は関係ない場合もあるから、兄としては心配なのもわかるけれど。